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麒麟がくる望月東庵(堺正章)は存在しないけど 重要人物!医者で明智光秀の導き役?

京の町医者として活躍しているのが堺正章さん演じる望月東庵です。
東庵は大の賭け事好きで、足相撲にもお金を賭けてしまうとか…。
医師として光秀自身や光秀の周りを取り巻く人物を助けるシーンも数多くあります。

なぜ「麒麟がくる」で架空の人物なのに、重要なシーンに何度も出演するのか、
また、今後、光秀に何を導くのかについて考察していきます。

麒麟がくる 望月東庵を演じるのは堺正章さん

まずは望月東庵を演じる堺正章さんの簡単なプロフィールを紹介していきます。

1946年生まれで東京都世田谷区出身の現在73歳です。

5歳の時、父・堺駿二さん(コメディアン・喜劇俳優)に映画の撮影に連れて行かれ、
その時、子役として芸能界入りしました。

1970年代から、ソロで歌手活動や俳優、司会、コメディアンを行ったりと、
幅広いジャンルで活躍されました。

ジャンル別にまとめてみると…

[box class="yellow_box" title=""]テレビドラマ  『時間ですよ』シリーズ、『西遊記』シリーズ、『天皇の料理番』、

バラエティ番組 『ハッチャキ!!マチャアキ』、『チューボーですよ』、『世界一受けたい授業』

音楽番組    『ザ・トップテン』、『輝く!日本レコード大賞』

NHK     『ちゅらさん』、『理想の生活』、『君たちに明日はない』、『猿飛三世』

大河ドラマ   『徳川慶喜』[/box]

といった誰もが一度は見たことある番組にご出演されています。

望月東庵は架空人物!麒麟がくるに欠かせないのはなぜ?

望月東庵は美濃の斎藤道三、尾張の織田信秀、駿河の今川義元とつながりのある医師としてドラマ内では描かれています。
東庵は『金では動かない』をモットーとし、貧しい民たちを無償で治療するというのが東庵の治療方針です。

また、美濃の斎藤道三に「尾張の織田信秀の病状を教えよ」と脅迫されたとき、東庵は「医者は脈をとった者の病については秘して表に出さぬのが習い。」として道三に断りを申しました。
しかし道三にそなたの首をはねると言われると、東庵は条件付きで、織田信秀から借りた双六の借金の返済を肩代わりして欲しいと強気な態度で提案していました。
このようなことから、頭が良く、世渡り上手で、そうそうたる大名との継がりがあった医師として描かれています。

東庵は、荒れ果てた京で庶民の治療をしていました。
そして誰よりも「戦がない世」を強く望んでいました。
一刻も平和な世が訪れるのを心待ちにしていたので、医師という立場を利用して、大名と何か取り次ぐ役割も持っていたと考えられます。
当時の医師は、色々な大名とのつながりを持っていた名医は多かったと推測できます。

余談ですが、医師と同じように、薬売りは各地を練り歩いていました。
彼らは『忍』の役割を兼任していたので、もしかすると東庵のような医師も『忍』のような仕事を裏で暗躍をしていたかもしれません。

今作の脚本家、池端氏によると、麒麟がくるでは『戦を何度も経験している人類にも関わらず、なぜ未だ争っているのか』という問題をドラマ内に組み込んでいるそうです。
望月東庵も『争いがなぜ消えないのか』という疑念を含ませて、ドラマ内で描かれているため、その問題を視聴者に考えさせる一人のキーパーソンとして実在しているのかもしれません。

望月東庵は明智光秀に何を導いていくのか

先ほども述べたように、東庵は医師でありながら、大名との継がりをもっている医師です。
東庵は、光秀とも接する機会も多いと伺えます。

光秀は「戦のない世」を作りたいと強く願っていたことから、東庵と共通する信念も持ち合わせています。
光秀よりも東庵のほうが人生経験は豊富で、また、医師として沢山の地域を歩き回っているため、ドラマ内では光秀よりも東庵の方が世の中の情勢には詳しいと伺えます。
そのため、光秀はより多くのことを東庵から学ぶと考えられます。

近年発見された「」では、光秀が義昭救出のため、田中城にて籠城した際、義昭の側近に(刀や槍で負傷した傷)の治療方法を口伝したと記述されています。
それ以前に、道三が長良川の戦いで亡くなったあと、浪人となった光秀は、越前の朝倉義景に頼り、称念寺門前にて外科兼産婦人科医として生計を立てていた様子が記述されています。
越前に来た時から急に医師として働くことはまず、考えづらいため、もしかすると、道三に仕えていた時から医師としての知識を誰かから教えてもらっていたと考えられます。

では、誰がその知識を教えていたのか。
それを詳しく記述している資料は発見されていませんが、架空の人物・望月東庵のような医師から、光秀が美濃にいた頃から教わっていたと推測できます。

ドラマ内では、東庵が加納口の戦いで、斎藤側の軍医として東庵が活躍していたシーンがありました。(第二回)
その後、光秀の叔父・光安の治療に当たったのは東庵でした。
そこでは、光秀は東庵の医師としての活躍ぶりを少なからず見ているはずです。

他にも、京で三好長慶・松永久秀を刺客から光秀が助け出すシーン(第六回)では、光秀がそのとき、負傷し、東庵に助けられました。

つまり、戦場では必ずと言っていいほど、負傷者が多く出てきます。
もちろん、多くの戦場を駆け抜けた武将たちも兵士が傷ついた姿や、自分自身も負傷している所を見ているでしょう。

人一倍賢かった光秀は 〝医療〟というものに対しての重要性を知っていいて、尚且つ、戦のサポート的役職を担っていたからこそ、医療の知識を自ら学びにいたのかもしれません。
その「医療の重要性」の気づきを光秀に与えたのが望月東庵になるのかもしれません。

~まとめ~
度重なる戦により荒れた京で、庶民を中心とした治療をしているからこそ、争いを無くしたいと思っている医師が望月東庵です。

今後、ドラマでは架空の人物・望月東庵から医療の重要性について気づかせてくれるシーンが更に増えてくるかもしれません。
やはり、今後の展開に目が離せません!

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