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マンガ「私たちはどうかしている」の34話目「さくら」のあらすじや感想です。
コミックは7巻に収録されています。
前回では、大旦那の茶会が始まりました。
七桜は閉じられてしまった部屋に入ろうとします。
一方、女将は大旦那から無理矢理に遺言書を奪いとります。
そして閉じられた部屋で、女将と七桜は顔を合わせることになりました。
では、34話目をみていきましょう。
~ここからはネタバレ注意です。~
私たちはどうかしている34話「さくら」あらすじ・その1
光月庵は椿が立派に継ぐんだ
椿は幼いころ、父に言われた言葉。
父の言うとおりにすれば、
心ない噂もなくなる?汚い言葉も聞かずにすむ?お父さまも笑いかけてくれる?
ずっとそう信じていた。
だがそれは違った。
お父さまが、職人である女性とキスをしていた。
「あの子、椿には“さくら”って呼ばれているみたいだな」
「そうなの。誰も本名を知らないんじゃないかしら」
「それがいいよ」
その先の言葉が思い出せない。
椿は声をかけられてはっと意識を戻した。
職人が干菓子を出したいと言う。
今は茶会に出す御菓子を厨房で作っていた。
こんなことを思い出している場合ではないと自戒する椿。
そうして、茶室へ行くが大旦那がいない。
不審に思って、屋敷を見回ることにした。
私たちはどうかしている34話「さくら」あらすじ・その2
そして、話は戻り七桜は閉じられた部屋で、女将と顔を合わせた。
そこで思い出した記憶。
15年前のあの朝、椿の花が咲き乱れる庭にたたずむ一人の女の人。
それは女将だ。
七桜は、女将に部屋で何をしているのか尋ねる。
茶会の最中に何をしているのだと。
女将は着物の虫干しをしているだけだという。
この部屋は旦那さまの部屋。
そして昔の事件のことを聞く、七桜。
女将は逆恨みされた職人に旦那さまは殺されたと言う。
「私、昔からの常連さんに当時のことを聞いたんです。旦那さまと職人さんは仲がよかったって。愛し合っていたって」
七桜の顔が、旦那さまを愛した女職人の顔に重なる。
女将は七桜の顔を見つめた。
「「愛してるんです。ずっと昔から。樹さんを返してください」」
女職人が女将に言った言葉が頭に巡る。
女将は激高して、七桜に殴りかかった。
「愛してる……愛し合ってる二人…。ねえ、だったらなにをしても許されるの?生涯を誓い合った妻がいるのに」
女将も、最初七桜の母が来たとき腕のいい職人がきたと思った。
だが、この女が旦那さまの心にすみつく女だった。
女将の心をズタズタにした女。
「なのに、あの二人はなんの罪には問われない…目に涙をため謝罪すればそれで終わり。憎らしかった……心底」
だから事件があった15年前に、椿にはあの女職人が旦那さまを殺したのだろうと女将が誘導尋問した。
椿はただ頷いただけだった。
七桜は、罪を押しつけた事実を知った。
旦那さまを殺したのも女将かとも聞く。
だが女将は違うと言う。
「私が訴えます!あなたを見たって」
「私は……「さくら」です。その職人の大倉百合子の娘です」
女将は大笑いをする。
その女将の視線の先には、椿が立っていた。
椿が忘れていた記憶。
旦那さまは女職人と言っていた会話。
「さくら」には幸せになってほしいと笑う父。
「あの子には、こんな店の呪いには縛られず自由に御菓子を作ってほしい」
椿はずっと信じていた・・・父も七桜のことも。
〜ここまでがあらすじです〜
私たちはどうかしている34話「さくら」感想
うわー!と目頭が思わず熱くなる展開です。
切ない気持ちが伝わりました。
女将の気持ちは身勝手ですが、女の嫉妬は怖いもの。
確かに七桜の母も好きだからって、子どもを連れて職人として働きだすってすごい神経をしていますよね。
女将の思考が病んでくるのも仕方ないのかなと思いました。
ただ、こういう家の事情に振り回されるのは、子どもたち。
椿が不憫でなりません。
父には可愛い子どもがいる。
それは自分ではなかったと知らされる事実。
父の笑顔も、優しい言葉も「さくら」に向けられていました。
椿はだからこそ、光月庵にこだわるのかもしれません。
向けられなかった愛情、それを渇望している椿と女将。
哀れなお話です。
そして「さくら」だと正体がばれてしまった展開は胸が痛くなりました。
次のお話に注目です。
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