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マンガ「私たちはどうかしている」の7話目「金科玉条」のあらすじや感想です。
コミックは2巻に収録されています。
前回では、大事な常連客である白藤屋の信頼を失ったことで、落ち込む七桜。
しかし、ある白藤屋から新しい注文が入ります。
七桜が作った最中という指名が。
椿と七桜は最中を作ることになります。
では7話目をみていきましょう。
~ここからはネタバレ注意です。~
私たちはどうかしている7話「金科玉条」あらすじ・その1
中秋の名月の意味をもつ最中。
光月庵の最中は粒あん。
皮が崩れるまでしっかり練り上げて、食べると口の中で、最中の皮と、しっかり一体となるそんなあんこ。
小豆が炊きあがったら同量の粗目を入れて、練り上げる。
照りが減って、赤紫色になってきたときがタイミング。
あんこのおいしさが決まる。
「全然ダメだな」
椿は七桜にダメだしをする。
火力が強い、火をはやく止めすぎ・・椿の指導は厳しい。
それを見ている古参の職人・富岡。
彼は、女将といい仲である。
外の飲み屋で、密会する女将と富岡。
厨房に七桜がきて迷惑では?と女将が聞く。
「いまの光月庵があるのも富岡さんのおかげよ。
もっと自信を持って、富岡さんがやりやすいようにしてちょうだい」
次の日から七桜は厨房から追い出されてしまった。
一方でもう一人の古参の職人・山口は七桜には悪い印象はもっていないようだ。
椿が富岡にお願いをしても従わない。
富岡が従うのは光月庵の当主ー大旦那だと言う。
椿は言い返せなかった。
私たちはどうかしている7話「金科玉条」あらすじ・その2
厨房の騒ぎを見ていた大旦那。
椿が厨房の権限をほしいといっても、応じない。
権限を譲るのは、この店を正式に継ぐ者。
いまは亡き椿の父のように、光月庵の道具を使えるものだけだという。
椿には譲ることはできないと。
七桜はその理由を尋ねた。
「椿は光月庵を継げん。私のほんとうの孫じゃないからな」
仏壇の下にしまってある道具ーそれは和菓子をつくるための道具だ。
120年前、光月庵に事件が起った。
当時名物だったまんじゅうの製造方法を、店主がかわいがっていた愛弟子に盗まれてしまった。
その弟子は新しく自分の店を出して、光月庵はまんじゅうを作れなくなってしまった。
それから光月庵は、血筋を重んじるようになった。
金科玉条のごとく店の守りごとになった。
道具は店の象徴である。
道具には職人の魂が宿る。
店を継ぐ者だけが道具を譲渡される。
15年前、椿の父が死んでから、この道具を使うひとはいなくなった。
大旦那は、椿は女将の不貞でできた子だと思い込んでいる。
「くだらない。血のつながりになんの意味があるんだ」
「大切なのは和菓子に対する情熱だ。意志だ」
「約束したんだ。絶対だれにも渡さない」
鬼気迫る椿の顔に、七桜はあのときのことを思い出した。
母が椿の父を殺したと言ったとき、彼は何をみたのか?と。
怖い、何を信じたらいいかわからなくなりそうだ。
次の日、城島があんこを持ってきてくれた。
あんこで癒される仲間と言ってくれた。
それで最中を作るのはどうかと助け船を出してくれる。
一方、富岡が女将に呼び出された・・屋敷のなかで逢い引きだ。
新しい店をもたせろと女将を抱きしめる富岡。
抱きしめた女将の正体は、着物を羽織った椿だった。
「厨房を返してもらえますか、富岡さん」
私たちはどうかしている7話「金科玉条」感想
「金科玉条」とは、黄金や珠玉のように善美を尽くした法律や規則という意味です。
「新明解四字熟語辞典(三省堂)より」
光月庵には、規則がありました。
そして椿の出生についても疑惑がありました。
女将が富岡をそそのかすシーンは、美しい女将だからこそ、怨念めいたものを感じてゾクゾクしました。
富岡のゲスさも際だって、読み応えのある7話。
美しさと醜さとが交差する光月庵の出来事。
この世界観にはまってしまいます。
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