新生児黄疸だと診断されたり、診断されなくても数値が高めだったりすると、何かしてあげられることはないかと思うのが親心ですよね。
治療をすれば時間とともに下がってくることがほとんどですが、中にはそうでない時もあります。
黄疸の数値が下がらないのは、どんな時でしょうか?
黄疸の数値が下がらない時はあるのか
新生児黄疸にはいくつか種類があります。
その中で、数値がなかなか下がらない黄疸は大きく分けて2つ。
1つは病気が隠れているもの、もう1つは母乳性黄疸です。
病気の場合は、重大な感染症や胆道閉鎖症など命に関わるものですので、早急な対処が必要です。
きちんとお医者さんの指示に従って治療をしましょう。
もう1つの母乳性黄疸の方ですが、これは母乳育児をしていると現れるものです。
母乳が赤ちゃんの肝臓の機能を抑制し、黄疸の原因となるビルビリンの処理を遅らせてしまいます。
そのため、母乳を飲んでいる赤ちゃんは黄疸が長引く傾向があります。
新生児黄疸の数値が下がらない時に有効とされている方法
数値が下がらないときに大事なのは、まずはきちんと治療を受けることです。
きちんとした治療を受けないと、核黄疸という病気になることがあります。
これは、脳の中にビルビリンが入って神経を破壊してしまう、命に関わる病気です。
ですので、まずはお医者さんの指示で治療を受けることを大前提にしてください。
そして、とにかく頻繁に授乳をしましょう。
授乳をすると排せつも促されて、光線治療で処理されたビルビリンが体外に排出されます。
いくら光線治療をしても、ビルビリンが体内に残ったままだと再び数値が上がってしまう恐れがあるからです。
黄疸の数値を下げるための一番の有効な方法は、授乳です。
ところで、母乳性黄疸の場合は母乳育児をやめた方がいいのかと思われがちですが、母乳を与え続ける方がメリットは大きいので、やめる必要はありません。
しっかり飲んで成長すれば、肝臓の働きも良くなります。
お医者さんから特別指示がない限りは、母乳育児を続けましょう。
実際にやってみた方法と効果はこれ!
黄疸の赤ちゃんは、よく寝るので授乳がなかなか大変です。
私の子もよく寝ていましたが、黄疸の数値を下げるためになんとか起こして授乳をしていました。
また、便秘気味でもあったので、きちんとウンチが出るように麺棒で刺激をして便秘を解消しました。
それから、これは大きな効果があるわけではないですが、よく日に当てるようにしました。
これは、光線治療と同じように、日光でビルビリンの処理を助けるためです。
もちろん、あまり日に当てることは逆によくないので、レースのカーテン越しに1日数分だけ行いました。
あとは、産院で教えてもらい、しじみを毎日食べていました。
しじみが肝臓に良いことは有名ですよね?
この肝臓に良い栄養素が、母乳を通じて赤ちゃんにも効果があるとか…。
これで黄疸の数値が下がるのかが実証されているわけではないですが、しじみには様々な栄養素が含まれているので、お母さんの体にも母乳にもいいことばかりですよ。
いろいろやったおかげかわかりませんが、その後我が子は黄疸の数値は上がることはなく、現在は黄色い色も全く気にならなくなりました。
まとめ
一番効果があるのは、光線治療と頻繁な授乳です。
それ以外の方法は、効果はわずかかもしれません。
でも私は、黄疸が出ている我が子を前に、何もしないでいるのは無理でした。
いいと言われていることは、全部やってあげたい、そう思いますものね。
ご紹介した方法は、普通に育児をしていく上でもいいことなので、やってみて損はないはずです。
わずかな効果でも、何かしてあげる、してあげたいと思うことは、お母さんや赤ちゃんの心に効く、一番の有効な方法なのかもしれませんね。